糸と布が奏でる、フランスの針仕事 ― ブティ(Boutis)との出会い

花畑の中の木の切り株にブティ(Boutis)の白い布小物が置かれた風景

ブティ(Boutis)は、フランスに古くから伝わる美しい針仕事です。白い布に糸を重ね、静かに浮かび上がる立体的な模様。

その繊細な手仕事には、思わず時間を忘れて見入ってしまう魅力があります。


私がブティに出会ったのは、何気ないきっかけでした。

けれどその出会いは、糸と布の世界の奥深さを教えてくれる、大切なものになっています。


ブティ(Boutis)とは

ブティは、南フランスに古くから伝わる伝統的な技法。


二枚の布の間にコードや詰め物を通すことで、表面に繊細な浮き彫り模様を生み出します。


花や蔓草、幾何学文様――手のひらに乗るほどの小さな作品から、ベッドカバーのような大きな布まで、その表現は自由で豊か。

化学的な染料も、派手な装飾も必要ありません。


白い布と針と糸。ただそれだけで、こんなにも豊かな世界が広がります。

草原の中の白いブティ

ブティ(Boutis)との出会い

私がブティを知ったのは、ピンタレストというサイトでした。とても美しい作品に魅了されて、インターネットでいろいろな作品をずっと探していた記憶があります。

綺麗だな〜可愛いなと思う気持ちが高まって、ついには自分で作ってみたいなと思うようになりまして。

そしてYouTubeで作り方、材料の揃え方などを確認して自分で作り始めました。

最初は難しくて、コードを詰めるところで苦戦するんです。

本を買い、YouTubeと並行してなんとかやり方を習得しました。自分なりのやり方で自由にやってます。


バラ園の中にあるベンチの上のブティ

40代、50代だからこそ、針仕事の時間が心地よい

日々の暮らしの中で、ふと「自分のための時間」が欲しくなることはありませんか。

ブティ(Boutis)は、急ぐ必要のない針仕事です。


一針一針、ゆっくりと布に向き合う時間は、頭の中を静かに整理してくれます。


完成を急がなくていい。今日は少しだけ進めばいい。


そんな「ちょうどいいペース」が、この年代の私たちにはとても合っているように感じます。

また、指先を使う繊細な作業は、集中力や観察力を自然に磨いてくれます。


ブティ(Boutis)を始めてから、布の質感や光の当たり方に、以前より敏感になりました。


春音のBoutisとキルト、これから

このブログ「春音」では、ブティ(Boutis)やキルトの魅力を、少しずつ丁寧にお伝えしていきたいと思っています。

そしていつか――実家の畑で育つよもぎやローズマリーで布を染め、
その布でBoutisやキルトの作品を作ること。


土と植物と布と針が、ひとつの物語でつながっていく。


そんな世界をこのブログで綴っていけたら、と夢見ています。

針を持ったことがない方も、久しぶりに手仕事を再開したい方も、
どうぞ一緒に、ゆっくりと歩んでいきましょう。


次回は、ブティ(Boutis)を始めるための道具と布選びについてお話しします。

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