前回は、フランス・プロヴァンス地方に伝わる針仕事「Boutis(ブティ)」との出会いについてお話ししましたね。
今回は、実際にブティを始めるときに必要な道具と、布の選び方についてご紹介します。
特別なものは必要ありません。
ただ、自分の手に合った道具を丁寧に選ぶことが、長く針仕事を楽しむための第一歩になります。

必要な道具
◆ 針
ブティ(Boutis)には、先が細く長めの刺繍針が適しています。
布の間にコードを通す作業があるため、コード通し専用の「Boutis針」(先が少し丸くなったもの)があると、とても作業がしやすくなります。
まずは手芸店で「刺繍針 細口」を選んでみてください。持ったときに違和感のない太さのものが一番です。
私は楽天でこちら購入しました✨
◆ 糸
白い綿の刺繍糸(25番刺繍糸)が基本です。
ブティ(Boutis)はもともと白一色の作品が多く、その潔さがこの針仕事の美しさのひとつ。
まずは白から始めて、慣れてきたらアイボリーや生成りなど、少しずつ色味を楽しんでみてください。
◆ コード(詰め物用)
模様を立体的に浮かび上がらせるために、布と布の間にコードを通します。
専用のブティ(Boutis)コードのほか、綿コードや太めの刺繍糸を使うこともあります。
私はこちらの毛糸を使っています。
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コードの太さによって模様の膨らみ方が変わるので、いくつか試してみると楽しいです。
◆ 刺繍枠
布をピンと張って作業するために、刺繍枠を使います。
直径15〜20cmほどのものが扱いやすく、最初の一枚としておすすめです。
木製のものは布を傷めにくく、長く使えますよ。
◆ チャコペン・トレーシングペーパー
図案を布に写すために使います。
水で消えるタイプのチャコペンが便利です。仕上がりに跡が残らず、安心して使えます。
布の選び方
ブティ(Boutis)に使う布は、薄手で目の詰まった綿素材が基本です。
厚すぎると針が通りにくく、薄すぎるとコードを通したときに布が傷んでしまいます。
おすすめは「綿ローン(lawn)」や「ボイル」と呼ばれる薄手のコットン生地。
手芸店の「シャツ生地・ブラウス生地」のコーナーに置いてあることが多いです。
白や生成りの無地から始めると、ブティ(Boutis)本来の立体感が際立ってとても美しく仕上がります。
慣れてきたら、淡い色の布を使ってみるのも素敵です。
道具をそろえる、その時間も楽しんで
手芸店で針や布を選ぶ時間は、それ自体がもう針仕事の入り口です。
手に取って、触れて、「これがいい」と感じるものを選んでください。
高価なものでなくていいんです。
まずは手元にあるもの、気軽に試せるものから始めれば十分。
道具が整ったら、次はいよいよ図案選びと、針を持つ練習です。
一緒に、ゆっくり進めていきましょう。
次回は、Boutisとキルトの違いについてお話しします。それぞれの魅力を比べながら、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。
